仕事が楽しくなるほど、楽ではなくなる。でも楽しい

仕事が楽しくなるほど、楽ではなくなる。でも楽しい

「楽しい仕事はあるが、楽な仕事はない」

これは、本田技研工業創業者の
本田宗一郎の有名な言葉だ。

若い頃、インテリアショップで
販売員のバイトをしていた。
時給1000円くらいだったと思う。

そのとき、少し年上の先輩が
「時給で働く仕事って、
誰でもできるってことだよね」
と言いながら
ちょっと寂しそうな顔をしていた。

確かにその時の仕事は
マニュアルがあるし
品出しやレジの使い方を教えて貰えば
誰でもできる。

でもどんな仕事も
最初はそこからスタートじゃない?

最初から人と違うことができるのは
一部の人だけだと思う。

誰でもできるマニュアル通りの仕事を
きちんとこなせるようになったら
自分で創意工夫をしたり
いろんなアイデアが出てきて
実行できるようになるのだと思う。

マニュアル通りに働くのは楽だ。
でもその仕事しか知らないと
その楽さ、簡単さも理解できない。

インテリアや販売の仕事が好きだったら
販売員の仕事は楽しかったと思う。
でも私はどちらもさほど興味がなく
楽しさは感じられなかったので
1年くらいで辞めた。

では何が自分にとって楽しい仕事なのか?
その時はわからなかった。

とりあえず興味があった
デザインの仕事をしようと思い
webデザイナーとして就職した。

販売員よりはデザイナーの仕事は
私に向いていた。

でも最初は上司に指示されたことを
やるだけで精一杯。
楽しさを感じる余裕はなかった。

徐々に
一人でも仕事ができるようになったら
仕事に対しての考え方が変わった。

クライアントとのやりとりも
デザイン作業も楽しかった。

でも
こんなデザインでお客さんは満足するかな?
スケジュールは間に合うかな?
などの責任や心配は増えて
プレッシャーは強まった。

だから仕事が楽しくなったけど
楽とは真逆になったと思う。

仕事が楽しくなるほど
責任・不安・プレッシャーが増す。

でも成果が出た時や
終わった時の喜びも増す。

するとさらに仕事が楽しくなって
さらに責任・不安・プレッシャーは増える。

多少のプレッシャーがあるからこそ
仕事が面白くなる。

誰にでもできる楽な仕事は
最初は良くても
長続きはしなさそうだ。
最初は楽しくても
物足りなくなってくる。

「楽」と感じるってことは
本気じゃないし
全身全霊を注いでるわけではないからだ。

本気で思い切りやったら
「楽」な訳がない。

だけど本気でやらないと
楽しさは付いてこない。

人生の大大先輩の言う
「楽しい仕事はあるが、楽な仕事はない。」
という言葉。

若い頃にはあまりわからなかったけど
今はよくわかる。