種は撒き続けることが大事

種は撒き続けることが大事

数年前に一緒に仕事をしていた女性Hさんは
どこに行っても
誰と会っても
仕事の話を匂わせていた。

例えば初対面の人に
自己紹介をしているときも
少しだけ仕事の話をする。

「Hさんは〇〇の人」
という種を
いろんな人に蒔いてるようだった。

そしてその種は
すぐ芽が出ることもあれば
数年経って芽を出すこともある。

誰に種を蒔いたのか
Hさんは覚えていない。

でもある日突然
「あの時のナントカさんから、急に連絡が来た」
なんてことがしょっちゅう起きていた。

自分のことを話すのを
遠慮してしまう人は多い。

逆に自分の宣伝みたいな話を
しすぎる人は嫌われる。

Hさんはその加減が上手だと思う。

「私は〇〇をしています」
と、サラッと一言二言いうだけ。

もっと説明したい!
私の話を聞いてほしい!
と思ってしまいそうなものだが
Hさんはそこをとてもわきまえていた。

間近でその現場を何度も見ていた私は
もし私のことを知らない誰かと
話す機会があったら
「品よく、だけどきちんと自分のことを話そう」
と思った。

種を蒔いても
芽が出るかはわからない。
もし出たとしても
どれくらい時間がかかるかわからない。

でも種を蒔かなければ
一本も芽吹かない。

期待しすぎず
だけどちゃんと蒔き続ける。

簡単なようで
なかなかできないことだと思う。