「もっと早くやればよかった」の正体

人間は楽な環境にいると
自分でものを考えなくなるらしい。

追い詰められて
今まで当たり前だった何かが壊れたとき
やっと自分の頭で考え始める。

確かにその通りで
私も収入が減って
「もうやばい!」
という状況になるたびに
行動力が一気に上がり
成果を出す。

そんなサイクルを
何度も繰り返してきた。

余裕があるうちから
ちゃんと考えて行動しておけばいいのに…
と毎回思う。

でも安定した生活を送っていると
その状態がずっと続くような気がして
つい気が緩んでしまう。

夏休みの宿題を
締め切り直前までやらない。

そんな話はよくあるけれど
実は大人になっても
同じことをしている人は少なくない。

期限がなければ動けない。
だからスケジュール管理は大切だ。

この「ギリギリまで動けない心理」は
心理学では「現状維持バイアス」で
説明されることがある。

人は今の状態を維持しようとする傾向が強く
困っていなければ
「変える理由」が見つからない。

さらに
新しいことを考えたり
判断したりするには
脳はたくさんのエネルギーを使う。

だから問題がなければ
過去の経験や習慣に頼り
できるだけ考えずに済ませようとする。

とはいえ
「追い詰められればいい」
という話でもない。

心理学では
適度なストレスは
集中力や問題解決能力を高めることがある一方で
ストレスが強すぎると
判断力が落ちたり
視野が狭くなることもわかっている。

つまり
成長につながるのは
「程よい負荷」。

学校の定期テストや
習い事の発表会
仕事の締め切りなどは
その「程よい負荷」の代表例だ。

追い詰められる前に
自分で小さな期限や目標をつくる。

そのくらいの負荷が
考える力を育て
少しずつ成長につながっていく。

私も
ギリギリまで追い込まれるのではなく
自分で程よい負荷を用意しながら
前に進んでいきたい。