
これは母に聞いた話です。
母の父(私の祖父)は、母が10歳の頃に飛行機事故で亡くなりました。
祖父は懸賞旅行が当たり、一人で北海道旅行に行ったのです。
その帰りの飛行機が墜ちてしまい、乗客全員が帰らぬ人になりました。
その時代は坂本九さんとかが亡くなる飛行機事故もあったりして、頻発していたんですよね。
祖父の帰りを待っていた時のこと。
台所の食器棚に並んでいた祖父の使っているご飯茶碗が、誰も触っていないのに真っ二つに割れたそうです。
不吉!と思ったけど、その時刻はとっくに飛行機が到着しているはずの時間だったので
「きっと大丈夫」と母や祖母たちは思ったそうです。
ですが残念ながら祖父の乗る飛行機は墜ちていました。
「虫の知らせ」は本当にあるんですね。
厳密には「虫の知らせ」とは、直感のようなものを指すらしいです。
なので祖父のお茶碗が割れたという物質的現象は、祖父が家族に別れを知らせるために起こしたのかもしれません。
もう祖父に聞くことはできないけど、もしも私も死んで祖父にあの世で会えるならば、
「お茶碗割ったの!?」と聞いてみたいですね。